ポリマーMUの特徴

脱・プラスチックの新素材 生分解性プラスチックはなぜ必要?

現在、マイクロプラスチック環境汚染により人間は1人、毎週1枚のクレジットカード分のプラスチックを食べていると言われています。また、マイクロプラスチックは有害物質を吸着しやすい性質を持っていることから、それを体内に摂り込むあらゆる生物にダメージを与えるとされています。私たちはこの問題をどのように解決すればいいのでしょうか?

日本におけるプラスチックごみの
処理方法と問題点

埋立処理(7.7%)

△土壌汚染につながる

焼却処理(8.2%)

△有毒ガス発生の懸念。
二酸化炭素の発生で
地球温暖化につながる

リサイクル(85%)

△現状のリサイクルシステムは必ずしも有効な手段とは言えない。

  • ・プラスチックを焼却し、その際に出る熱をエネルギーとして利用することをリサイクルの概念に含めている。実際は二酸化炭素が排出されているので本当のリサイクルと言えるのか疑問。欧米ではこの方法はリサイクルには含まれない。事実上、焼却されているプラスチックは64.5%にのぼる。
  • ・多くの手間と費用がかかる。
  • ・臭いや付着物が有るものはリサイクルできない。
  • ・種類の異なるプラスチック(ポリプロピレン、ポリエチレン、ペットなど)は一緒にリサイクルできない。
  • ・プラスチックごみを海外輸出し処分を委託しても、結局は焼却処理や海洋投棄になるので地球環境が汚染されることは変わらない。

もし、
自然環境下で
※嫌気性分解できる
天然素材
プラスチックがあったら?

あります!

それが新素材ポリマーMUです

天然由来の石灰石を主原料とした新素材ポリマーMU
(無機鉱物50%~75%含有)なら、
嫌気性自然環境下で生分解するので、
温度や湿度管理が必要なコンポストや分解施設を造る必要がありません。

嫌気性分解とは?
土中などの酸素が無い環境で微生物が分解を行うこと。

勿論、何回でもリサイクルが可能です。

2022年4月1日より、いわゆる「脱プラ新法」が施行されました。これによりプラスチック削減への取り組みはもう始まっています。また、全国の各市区町村がプラスチックごみの分別収集を行うこととなりました。現状では、いつから分別が始まるかは明記されていませんが、そう遠くない将来、必ずその時がやってきます。

地球にやさしい代替プラスチックへの切り替えを検討しているけれど、
よく分からないという皆さま、是非一度お気軽にご相談下さい。

ポリマーMU無機生分解性素材の
技術:成分、プロセス

  • ・ポリマーMU製品は、無機鉱物を50%~75%含む
    MU®ペレットを主成分としています
  • ・主成分以外の成分:ポリマーMU食品グレードのポリマー20%-40%
  • ・MU®添加剤合成比率:5%
  • ・ポリマー超分散変性により活性化処理した原料を溶解・精製して、
    MU®ペレットに仕上げています。
A無機鉱物の粉末資源
BポリマーMU食品グレードポリマー
CMU添加剤

無機鉱物粉末資源に生分解性樹脂を添加し、特殊なプロセスで処理することで
プラスチックに代わる新しい無機分解性素材を開発しました。

ポリマーMU無機物・生分解素材の成分及び加工技術

ペレットの成分比率により、カスタマイズが可能

これまでの製品とはここが違います!

リサイクル生分解性実用性劣化速度
ポリマーMU

○

リサイクルできる

○

嫌気性※自然環境下で生分解される

○

電子レンジ、食洗機でも使用可。-35℃でも変形しない

3年
日常環境下

酸化型

×

リサイクルできない

×

生分解できない。マイクロプラスチックになるだけで、有害物質として残留する

×

製品の寿命が短く、低品質

3年
日常環境下

PLA

×

リサイクルできない

×

特定の条件が揃わなければできない。自然環境下での生分解がどこまで可能かわからない

×

安定性が低く、耐熱性、耐寒性・防湿性が無い

3ヶ月
日常環境下

嫌気性とは・・・土中などの酸素が無い環境

テスト結果電子レンジによる加熱テスト

容量の80%の水を入れた容器を1000Wで5分間加熱します

1000Wで5分間加熱を3回繰り返した後の
温度計測(合計15分間加熱)

実測温度 93.1℃ / 90.3℃
容器の破損・変形なし

実施日2019年11月21日
テスト実施機関
利時グループhttp://lisihouseware.com/

食洗機によるテスト

1回の洗浄を112分間・レベル強とし、それを20回繰り返す

20回洗浄後の容器

容器の破損・変形なし

実施日2019年11月21日
テスト実施機関
利時グループhttp://lisihouseware.com/